龍の絵描く人のブログ

日本画風の龍を専門に描くデジタルアートJPNDragonの雑記ブログ。

【龍の簡単な描き方】竜しか描かないイラストレーターが5つのコツを教えるよ!

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どうも龍絵師のじぇいぴーえぬでぃー(@jpn.dragon)です。クリエイター業以外にも仕事があるんですが最近ちょっと忙しすぎたです。

ご存知の通り?僕は龍の絵だけを描いてるんですよね。龍の絵を専門にやってます。

龍って複雑そうで書くのが簡単じゃない気がしますよね。

 

でも僕から言わせると龍の絵を描くのは簡単です。

難しいんじゃなくて面倒くさいだけです。ウロコとか描くの時間かかるからね。

 

というわけで今日は「簡単な龍の絵の描き方」を読者さんに伝授いたします。ではどぞっ。

 

 

龍の描き方【龍に九似あり】

龍の姿を語る上で必ず外せない言葉があります。「龍に九似あり」という言葉です。

龍の姿は9つの生き物に似ているという言葉ですね。

なので龍の絵を描くときは、この9つの生き物を参考に描けば簡単に上手に描けるってことです。

そんな9つの生き物はこちら。

 

  • 角は鹿
  • 耳は牛
  • 頭はらくだ
  • 目は兎
  • うろこは鯉
  • 爪は鷹
  • 掌は虎
  • 腹は蜃
  • うなじは蛇

 

蜃も架空の生き物なんだけどね…。

 

龍の簡単な描き方「龍に九似あり」

本当なのかどうか微妙ですが、「日本画の鹿」や「日本画の牛」に似てるんですかね。

とにかく、こういう言葉があるので龍の絵を描く際は参考にしてみてください。

 

龍の顔の描き方

龍以外の絵を描くときと同じですが、まずは構図を考えてアタリを取ります。

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上の絵はすでにアタリ、ラフスケッチを描き終わった後ですが、こういう風に立方体や面で龍を捉えるといい感じの絵が描けます。

簡単にわかるように顔の部分だけアタリを描き直してみたのでご覧ください。

龍の簡単な描き方「アタリの取り方」

わかりますかね?

龍の骨格を意識してアタリを取ります。龍は実在の生き物ではありませんが、動物や人間の骨格と同じように頭蓋骨と下あごがあります。

丸のアタリは頭蓋骨を意識して描いています。

 

龍の絵を簡単に描くコツ

あくまでも個人的な意見ですがかっこいい龍の基準は下記の通り。

これらを意識して描くとバランスの良い龍の絵が描けます。逆にこれらを外してしまうと龍のバランスが悪くなってしまいます。

 

  1. 鼻の長さ
  2. 口の大きさ
  3. 目と目の距離
  4. 彫の深さ
  5. 下あごの立派さ

 

【龍の顔の描き方】鼻の長さ

【龍の顔の描き方】鼻の長さ

個人的には鼻は少し短い目がかっこいいと思います。

ワニのような鼻の長さではなく、犬ぐらいの短さが良いかと思いますね。

 

【龍の顔の描き方】口の大きさ

【龍の顔の描き方】口の大きさ

龍の口は大きい方がかっこいいですし、バランスを取るのが簡単。

目玉の位置よりも後ろまで口があるといい感じです。ワニとかヘビの爬虫類もそうだよね。

 

【龍の顔の描き方】目と目の距離

【龍の顔の描き方】目と目の距離

人間のイラストや絵を描くときと同じ。

目と目の間隔は目玉1個分がバランスよくて良いです。小さいと迫力が出ますがバランスとりにくくなるので描くのが難しくなります。

 

【龍の顔の描き方】彫の深さ

外国人並みの彫の深さを意識して眉毛大きめ、頬骨大きめにすると荒々しい龍が簡単に演出できます。

 

【龍の顔の描き方】下あごの立派さ

【龍の顔の描き方】下あごの立派さ

これも自論ですが龍の下あごは上あごよりも長いとカッコいいです。

口を閉じた時ちょっとだけアゴがシャクれるのをイメージすると簡単に描けます。

 

龍の胴体の描き方

龍の胴体の描き方

特に難しい部分はないかと思います。うにょうにょってなってるだけなので。

でもせっかくの蛇のような体をもった龍なので、色んな風に体をよじらせるのがかっこいいと思います。

単調にうねうねさせるだけじゃなくて、グルりと渦巻いてる部分があったりそうじゃない部分があったりある方がいいですね。

 

龍の腕・手の描き方

龍の腕・手の描き方

上述した龍の九似を参考にすると、手のひらは虎に似ていて爪は鷹に似ます。

龍の爪は3~5本ですが、どの本数の龍を描いたとしても人間の親指に当たる部分を描きましょう。

鳥の後ろの指と同じ感じですね。上の絵を例に言うと、下側の指は親指です。

荒々しい龍を意識して爪の付け根や節の部分を膨らませるとそれだけで簡単に上手く描けてしまいます。

 

それでも龍の絵が描けないなら「龍の描き方の本」がおすすめ

僕が初めて龍の絵を描いたのは中学校の時なんですが、その時に参考にしていたのがこの本。

 

 

筆を使って描く龍の描き方の本です。

水墨画のような感じなので、僕がこの記事で紹介したようにアタリは取ってませんし、正直言ってデッサン崩れてる絵もあったりします。でもある意味でそれ自体が味ですし、絵描き歌のように簡単に描く方法が載っているので初心者の方には参考になるかも。

 

すごくしっかりした龍の絵が描きたい訳ではなく、それっぽいものが描ければいいというのであれば、この本で全然OKだと思います。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

正直、今回かなりぶっちゃけたと思います。龍絵師の龍の描き方、コツをしっかりまとめているので参考になったんではないでしょうか。手前味噌ですが。

それでもどうしても龍の絵が描けないって人は、うちのネットショップで格安のポスターが売ってるので手に取ってもらえるとハッピーです。

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