龍の赤ちゃんってどんなの?【龍の子供には3つの説】龍はまだ成長途中の姿|蛟・飛龍・龍魚
どうもじぇいぴーえぬでぃー(@jpn.dragon)です。
持続化給付金がもらえそうになくて泣きそうな龍イラストレーターです。収入は半減してるんだけど、会社員時代の微々たる副業収入を事業収入に含めたせいでもらえそうにありません。
ただいま半泣きですが気を取り直して、ブログ書いてきたいと思います。今日は龍の生態についてお話ししようかと思います。
結論から言うと、龍の赤ちゃんってどんな姿なの?ってお話をしようということ。
龍好きな人も龍の赤ちゃんってどんなのか想像がつかないですよね?龍の子供の姿って意外と知られてないんです。
- 生まれた時からあの姿?
- 角は生えた状態で生まれてくるの?
- 子供の時はトカゲみたいな感じ?
今回はこういった疑問にお答えします。
では早速どうぞ。
説1.【龍の赤ちゃんはヘビ、マムシのような姿】
結論から話しちゃいますが龍の赤ちゃん、生まれたばかりの龍は蝮(マムシ)のような姿で誕生すると言われています。
マムシってつまりヘビの一種ですから、生まれたばかりの龍は足も角も生えてないってことになります。
閲覧注意になっちゃうのでマムシの画像は載せませんが、たしかにマムシってヘビの中でも顔がボコボコしてるんですよね。他のヘビは比較的ツルンとしてるんですが、マムシは龍みたいに顔に起伏がある。
さらにキバの付き方も前に2本と龍の描写に似ているところがあったりします。
マムシのような龍はやがて蛟(みずち)となる
そして生まれたばかりのマムシの姿をした龍は500年経ってようやく蛟(みずち)というものに進化します。
蛟はヘビの体に鯉の頭を持った、水の精霊や河の神と呼ばれる生き物です。これも龍と同じく空想の生き物。
ヘビの頭に鯉ってこんな感じ?
しっかり描いてる時間がなかったのでいらすとやさんのイラストでどうぞ。(イラストレーターとしてあるまじき行為w)
蛟(みずち)は蛟龍(こうりゅう)となり脚を得る
マムシのような龍の幼体が500年経って蛟になった後、そこからさらに1000年生き、蛟(みずち)は蛟龍(こうりゅう)という生き物に進化します。
この時に四本の足を手に入れる訳ですね。カエルみたいにまずは後ろ足からなのかな?
蛟龍(こうりゅう)が成長し龍となる
それからさらに1000年生きて、角が生えた蛟龍はようやく私たちの知る龍になります。
角生えるのに1000年もかかるとか時間かかりすぎですね。幼体から成体になるまでに2500年もかかるみたいです。
今いる龍はキリストの誕生よりさらに前の紀元前生まれってことになりますねー。
龍は完全体ではなく、翼を得て応龍(おうりゅう)となる
さらにビックリな話をすると、私たちのよく知る龍は完全体ではないです。ここからさらに1000年成長して応龍(おうりゅう)という龍になります。
姿は龍にコウモリまたは猛禽類のような翼を持っており、4脚の龍だとか。他には鷹の体に龍の頭を持っていると形容されることもありますね。
応龍は龍の中でもさらに神聖で特別な龍として扱われており、中国を統一した五帝の一人である黄帝という人に仕えていた龍だとして伝えられています。
龍の交尾は嵐の中で行われる
そんな龍の交尾は暴風雨吹き荒れる嵐の中で行われれるんだとか。
あのバカでかい巨体を動かしてメイクラブするわけではなく、マムシの姿に変身して交尾すると言われています。
龍の卵は暖めるのではなく、親の念や想いによって孵ります。卵で誕生するって聞くだけで爬虫類っぽさを感じますね。
ちなみにこの龍の交尾を見たものは3年以内に死んでしまうそうです…。龍怖すぎワロタ
【まとめ】龍に進化するまでに数千年時間がかかる
つまり説1をザックリとまとめると龍の誕生から成長まではこんな感じになります。
最終形態の応龍になるまでに3500年も要するようです。
とはいえこの説も書物によってバラバラで、虹という龍や蟠という龍が成長過程だとするなど色々と説があります。
説2.【飛龍という龍の子供がいる】
続いては説2についてお話ししていこうと思います。
龍そのものは言うまでもなく空想の生き物ですから、誕生の起源についてはいくつかの説があります。上記で紹介した説はあくまで一説。
龍の子供は飛龍(ひりゅう・ひりょう)だとする説もあります。
飛龍は応龍の姿と酷似しており、翼を持った龍の姿で描かれます。飛龍の別名が応龍だと言う人もいますが個人的には違うかと。
中国に伝わる応龍は4脚を備えており、龍に羽がついたような姿。
一方で飛龍は脚を持っておらず、鯉のように短い胴体に龍の頭と翼を持った龍です。
またしてもいらすとや様のクソコラでご紹介w
時間があったら自分でちゃんとイラスト描き直してアップしたいところ。
説3.【鯉が龍の赤ちゃん】
年を取ったヘビが龍になるという説がある一方、鯉が年を取って龍になるという説もあります。龍の赤ちゃん説の二大巨頭です。(私が勝手に言ってるだけだけど…)
中国の登竜門のお話は有名なので知ってる人も多いと思います。
黄河にある龍門と呼ばれる急流を昇り越えることができた鯉は龍になると言われています。
ちなみにこどもの日の鯉のぼりも登竜門が元ネタなんだとか。
刺青界隈では龍と鯉の中間点として龍魚(りゅうぎょ)と呼ばれる、鯉と龍を足したような姿が描かれることも多々あります。(上の画像は龍魚)基本的には龍の顔を持った鯉って感じですね。
とはいえ日本の伝記的には龍魚というと、別の伝説の生き物の一つ(正体はチョウザメ)を差すことが一般的ですが。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は「ヘビが龍になる説」「飛龍が龍になる説」「鯉が龍になる説」の3つをご紹介しました。
空想上の生き物とはいえ色々な説があるのを考察していくのは楽しいですよね。昔の人はどうやって色んなパターンの起源を作り上げていったのか気になります。
どの説だとしてもとても神秘的なのが龍の良いところですよねー。
このブログでは他にも龍についてたくさん語ってるので興味がある方は是非合わせて読んでくださいな。