【龍の持ってる玉】について知っておくべき全てのこと|名前は「如意宝珠」由来は…
どうもデジタル龍絵師じぇいぴーえぬでぃー(@jpn.dragon)です。
ここんところ猫が仕事の邪魔をし過ぎてて全く進みません。冗談抜きでいい加減にしてほしいところです。
さてさて龍好きな皆さんなら龍が手にたまを持ってるのをご存知かと思います。いわゆるドラゴンボールですね。
このたまは「宝珠」(ほうじゅ)と呼ばれていまして、龍を語る上で欠かせないものの一つとなっています。
と言うわけで今日はなぜ龍が宝珠を持っているのかについてお話していきます。
- 龍の珠、通称ドラゴンボールの名前は如意宝珠
- 如意宝珠はお地蔵さんも持ってます
- 龍の珠は龍王から生まれたもの
- 宝珠は黒龍のあごの下に隠れている
- 天に昇った龍は宝珠を取りに行って帰って来る
- 龍の玉に梵語(サンスクリット)は入るのか
- 最後に
龍の珠、通称ドラゴンボールの名前は如意宝珠
まずこの龍の珠が何なのかについてお話していきます。
いわゆるドラゴンボール的なこの玉は如意宝珠と呼ばれています。如意珠や如意摩尼とも言われていまして、サンスクリット語ではどんな願いをもかなえる珠を意味するらしい。
病を治したり、災いを避けたりすることができ、ありとあらゆる願いが叶う神聖な玉だと言われています。
つまりやっぱりドラゴンボールだね。7つなくてもいいけど。
如意宝珠はお地蔵さんも持ってます
さてさてそんな龍と縁の深い如意宝珠ですが、実はお地蔵さんなどが持ってるものも同じく如意宝珠。
ちなみにお地蔵さまは地蔵菩薩なので正確に言うと仏様ではありませんね。
あと気になるところとしてはお稲荷さんもそれっぽいもの持ってるけど、同じなのかは謎。お地蔵さんは仏教だけどお稲荷さんは神道なので違う気がしなくもないですが…
ちなみに龍の玉といえばまん丸のイメージですが、如意宝珠は先っぽがちょっととんがったお饅頭みたいな形をしています。…あれ饅頭って丸だっけ?
龍の珠は龍王から生まれたもの
仮にこんなすごい玉があるとして、そもそもこの宝珠というものはどこから誕生したのかと気になりますよね。
この玉ですが実は龍王の脳から取れるとも言われています。なんと龍の王様の脳みそから取れるんです。
龍王の姿は龍のような形ではなく人型のようですが…。
ちなみに龍王と言えば仏教の法華経には八大龍王という龍が存在するのが有名です。八体の龍の名前はこちら。
彼らが龍の王様であると仏教徒では伝えられています。
ちなみにこの八大龍王は仏教の祖であるインドから伝わってきました。
インドではナーガと呼ばれる蛇を信仰する文化があり、それが中国の龍と合わさったりして、日本における八大龍王になったとされています。
宝珠は黒龍のあごの下に隠れている
龍と宝珠については他にもこんな話があります。
宝珠は龍のあごの下、首元に隠されていると言われてるんですよ。全ての龍ではないようで中でも後ろ足のない黒龍、驪竜(りりょう)がそうだといわれています。
絵柄としての龍は宝珠を手に持っていることが一般的ですよね。
手に持ってあんなデッカいサイズの珠をどうやって首に隠してるのかちょっとよくわかりませんw
それに脳から取れたものを首に隠しとくのもなんだか納得いきませんが…
天に昇った龍は宝珠を取りに行って帰って来る
もう一つ龍に関わりのある宝珠の逸話としては、昇龍と降龍です。
どちらも縁起の良い龍の絵柄としてお馴染みで、天に向かっている昇龍と、逆に天から降りてくる降龍です。
一般的に昇龍は手に宝珠を持っていないことが多いんですよね。
というのも龍は天に昇って宝珠を取ってくるという逸話があるからです。なので行きは手に宝珠を持ってない訳ですね。
絵柄として珠を持っていた方がカッコいいので、宝珠を持ってる絵も結構ありますが…。
ちなみに玉を持っている龍のことを玉追龍と呼ぶそうです。
龍の玉に梵語(サンスクリット)は入るのか
タトゥーや刺青の図案を見てると龍が手に持ってる宝珠には梵語が描いてあることが多くないですか。
なので念のため調べてみたのですが、梵語が描いてある宝珠について詳しい話は見つかりませんでした。
まあ普通に考えれば絵としての装飾だよね。
龍王の脳みそから取れると言われてるということは、貝の真珠みたいなものかもしれませんし、実は骨や臓器の一部なのかもしれません。
そこに文字が刻まれてるということは通常ではないでしょう。
とはいえ後から文字を掘っている可能性が微レ存。
最後に
如何だったでしょうか。このブログでは他にも龍にまつわるお話などなど龍について色々と語っています。
気に入ったら合わせてご覧くださいな。