「龍」がつくかっこいい四字熟語|23個をピックアップ&意味解説!由来や成り立ちについても紹介
どうも、じぇいぴーえぬでぃー(@jpn.dragon)です。 龍の絵を専門に描いてるアーティストとして活動しています。
さてさて今日は龍のお話し。
龍ってかっこいいじゃないですか。だからなのかかっこいい四字熟語がたくさんあるんですよね。
というわけで突然ですが今日は「龍」または「竜」とつくかっこいい四字熟語をまとめて意味を解説してみました。
- 龍がつくかっこいい四字熟語23個
- 画龍点睛(がりょうてんせい)
- 竜頭蛇尾(りゅうとうだび)
- 竜吟虎嘯(りゅうぎんこしょう)
- 雲蒸龍変(うんじょうりゅうへん)
- 飛竜乗雲(ひりょうじょううん)
- 臥竜鳳雛(がりょうほうすう)
- 伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)
- 竜飛鳳舞(りょうひほうぶ)
- 談天雕竜(だんてんちょうりゅう)
- 虎擲竜挐(こてきりゅうだ)
- 竜騰虎闘(りゅうとうことう)/竜闘虎争(りゅうとうこそう)
- 竜攘虎摶(りゅうじょうこはく)
- 雲竜井蛙(うんりゅうせいあ)
- 群竜無首(ぐんりゅうむしゅ)
- 飛兎竜文(ひとりゅうぶん)
- 麟鳳亀竜(りんぽうきりゅう)
- 竜章鳳姿(りゅうしょうほうし)
- 竜蟠虎踞(りゅうばんこきょ)
- 竜頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)
- 竜驤虎視(りゅうじょうこし)
- 竜門点額(りゅうもんてんがく)
- 竜跳虎臥(りゅうちょうこが)
- 最後に
龍がつくかっこいい四字熟語23個
というわけで龍という文字が付く四字熟語を調べて見たらかっこいいのが23個も見つかったのでご紹介。
意味も合わせてまとめてるのでぜひご覧ください。
画龍点睛(がりょうてんせい)
意味:最後に加える重要な仕上げ
この四字熟語は有名な故事がありますよね。多分、学校でも習った気がする。
中国六朝時代に安楽寺に四頭の龍の絵を描いた人がいたんですが、その人は龍の瞳を描かなかったんですよね。
どうしてかというと龍の絵に瞳を描き込むと龍が飛んでいってしまうと。でも世間の人は信じなかったので、二頭にの龍にしぶしぶ瞳を入れたら実際に龍が飛んでいってしまいます。そして瞳を描かなかった残りの二頭はそのままだった。
世間一般的には「画竜点睛を欠く」という言葉の方が知られてる気がしますが、ようは「大事な仕上げが出来てない」って意味の言葉ですね。
竜頭蛇尾(りゅうとうだび)
意味:はじめは勢いがあったのに終わりはその勢いがなくなってること
こちらも有名な四字熟語。
分かりやすく言うと「右肩下がり」とか「尻すぼみ」的なニュアンスの言葉です。
頭は龍で勢いがあるのに尻尾はヘビのように勢いがなくなっていく様の四字熟語です。
竜吟虎嘯(りゅうぎんこしょう)
意味:同類の意思や気持ちが通じ合ってること
かっこいいですね。龍だけじゃなくて「虎」の文字まで入ってますから。それぞれを分解して解説するとこうなります。
- 竜吟→竜が鳴く様
- 虎嘯→虎が吠える様
龍が鳴けば雲が生まれます。そして虎が吠えれば風が起こります。
力強い者同士の同類は言葉を交わさずとも意思疎通して嵐を呼ぶことができるってことですね。
雲蒸龍変(うんじょうりゅうへん)
意味:良いタイミングでやって来て英雄が活躍すること
雲が発生し龍が勢いを増し、龍が変革を起こすかのように自在に活躍する。そして龍がさらに雲を巻き起こし、ますます勢いを増す様から来ているそうです。
飛竜乗雲(ひりょうじょううん)
意味:良いタイミングでやって来て英雄が活躍すること
上述の雲蒸龍変と同じような意味ですね。
臥竜鳳雛(がりょうほうすう)
意味:将来有望な才能を持った二人の若者
伏せる龍と鳳凰のヒナという意味。三国志に登場する諸葛亮と龐統を指す言葉です。
伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)
意味:将来有望な才能を持った二人の若者
上述の臥竜鳳雛と同じ意味ですね。「臥」も「伏」もふせるという意味です。
竜飛鳳舞(りょうひほうぶ)
意味:とても壮大なこと
山を龍が飛び、鳳凰が舞うかのように壮大で圧巻なことを意味します。
談天雕竜(だんてんちょうりゅう)
意味:文章や言葉がとても巧みであること。または無駄な議論や行動のこと。
文章を龍の彫刻のように装飾して、天について談義するということから来ている言葉です。
虎擲竜挐(こてきりゅうだ)
意味:強い者同士が激しく戦い合う意味
まさに龍がつくかっこいい四字熟語って感じ。
龍と虎が戦うように、強い力を持った英雄同士が対決し合うことを意味します。
竜騰虎闘(りゅうとうことう)/竜闘虎争(りゅうとうこそう)
意味:強い者同士が激しく戦い合う意味
上述の虎擲竜挐と同じような意味ですね。
なぜ同じ意味なのにこんなに違う言葉なんでしょうか?とにかく昔の人は想像上の生き物である龍と実在の虎を互角に戦わせたいようですw
竜攘虎摶(りゅうじょうこはく)
意味:同等の力を持った者が激しく戦い合う意味
上述の竜騰虎闘と似たような意味ですが、こっちは同等の力、互角の力という意味合いがあるようです。
雲竜井蛙(うんりゅうせいあ)
意味:地位の差が圧倒的に大きいこと
四字熟語の字面どおりの意味。雲の中の龍と井戸の中のカエルを対比しています。
群竜無首(ぐんりゅうむしゅ)
意味:統率の取れてない優秀な人材の集まり
アレだよ。古いけどROOKIES的な意味だよね。党首のいない龍の群れという意味から来ています。
飛兎竜文(ひとりゅうぶん)
意味:才能のある子供のこと
「飛兎」と「竜文」はどちらも優秀な馬の名前です。なので分かりやすく言うと語呂的にはゴジータのようなもんです。(←違う)
つまり「龍」がつくかっこいい四字熟語だけど、龍のことじゃなくて馬のことを言った四字熟語になります。
麟鳳亀竜(りんぽうきりゅう)
意味:めったにいないような賢人、聖人の意味
麟鳳亀竜はそれぞれ、「麒麟」「鳳凰」「亀」「龍」と四つの伝説上の霊獣を意味します。それが転じて賢人や聖人を意味する言葉になったと。
亀って現実にもいるのに霊獣なんですね。霊獣の亀と普通の亀って何が違うのか今度調べてみよう…。
竜章鳳姿(りゅうしょうほうし)
意味:堂々とした様。威厳のある様
これも字面的にはかっこいい四字熟語だけど意味は微妙ですね。龍や鳳凰のように堂々とした威厳ある姿のことを言います。
竜蟠虎踞(りゅうばんこきょ)
意味:力がある者が特定の地域を支配して権威を振るうこと
ヤンキー漫画とかヤクザ漫画とかで出てきそうな言葉ですね。「ここは俺のシマだ」というボスが権威を振るってる様を言います。
龍がとぐろを巻いて、虎がうずくまって、その場所を支配してる様子から来ています。
竜頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)
意味:船首に龍の頭と鶏の頭の彫刻飾りがついてる舟
どこで使うんやこの言葉。
竜驤虎視(りゅうじょうこし)
意味:威勢が強くあり、世間を睨みつけること
龍が天に昇るように勢いがあり、虎のように世間を睨みつける様から来ています。
竜門点額(りゅうもんてんがく)
意味:昔の中国で、官吏になるための試験である進士の試験に落第して帰ること。
黄河に竜門というところがあるそうで、そこを超えると魚は竜になれると言われています。その竜門を超えれないって意味です。
竜跳虎臥(りゅうちょうこが)
意味:筆運びが上に行ったり下に行ったり勢いよくしていること
龍がうねり、虎が伏せるかのように筆が勢い良いことを言います。使い道ないねコレ。
最後に
以上になります。このブログではこの他にも龍絵師として今後も龍についてたくさん語っていきます。
興味がある方はぜひショップの方も覗いてみてくださいな。かっこいい龍のグッズをたくさんご用意してお待ちしてます。